こんにちは!
世田谷パン祭り2021 プロジェクトに参加している、昭和女子大学 世田谷パン祭り商店会繋げようチームです。
(取り組みの詳細はこちらから)
三宿四二〇商店会インタビュー企画「やっぱり三宿が好き」。
第2回目はシニフィアンシニフィエとコラボしたことのある雅結寿さんへインタビューさせていただきました。

“おだし”を飲んで人生が変わった…

雅結寿(みやび ゆいのじゅ)さんは、コーヒーのようにドリップする『のむ天然おだし』の専門店。
おだしは化学調味料・食品添加物はもちろんお塩も加えていない自然本来の素材を使用。おだしだけでなく、Dashiナッツ、サバのだし煮、もち米のおこげなど、おだしのおともも販売しているお店です。
今回は、三宿やおだしに対する想いと、他のお店とのつながりについてお伺いしました。

Q:「おだし」との出会いから“雅結寿”ができるまで
雅結寿を始める前の仕事では、特に日本の文化に興味があったわけでもなく、また家業も関係ないし、食文化を強く意識する機会はなかったですね。
そんな中、少しづつお野菜を作っている生産者の方や、真面目に小さいけれど食品を作っている工場の方との出会いが増えてきたんです。
その中で鰹節屋さんとの出会った際、「おだしの取り方って分かりますか?」という質問をされたんです。その時に、私はスーパーに売っている「ほんだし」をだしだと思っていて。でも「それは全然違うよ!」と教えていただき「本当のおだしってこういう味がするんですよ」と試飲させてもらい、その味の違いが自分の中で、すごく衝撃的だったんです。
ちょうど同じタイミングで料理人の方とお会いする機会が結構あって、割烹のお店に行ったときに“おだし”が出てきました。
「今から出すお料理のベースはこちらのお出汁です。まずお出汁を飲んでください。」って言われて。その時、出汁の優しい香りと旨味は今でも忘れられません。
今までは、ラーメンなどの味の濃いものばかり食べてきて、懐石のやさしい味や地味深さが全く分からなかったんです。でも本物のおだしを飲んだことをきっかけに、自分の本能的な感覚が目覚めた感覚があって。「これかも!?」って思ったんです。
日本人ですが、おだしのとり方のように日本には‘‘知ってそうで知らない‘‘ことがたくさんあるなと。お出汁も含め今も勉強中です。
お店に関しては、小さくても「自分の」メッセージが伝わるようにしたいと思い、のむお出汁の専門店にしました。

Q:シニフィアン シニフィエさんがあるから三宿に来たというお話から、シニフィアン シニフィエさんとの出会いを教えてください。
志賀シェフの思い、素材を大切にされ、パンにも飾らない中にも力強さがあるところがすごく好きなんです。志賀シェフは私の中では雲の上の方だったのですが、お持ちしたうちの商品をきちんと見てくれて、「こうしてみたら面白いと思う」って“Dashi食パン”を作ってくださったんです。

Q:今後三宿で作ってみたい商品や店舗の形について
出汁カフェとか面白そうですね。コーヒーも良いけど日本のものの良さを伝えられたらいいかなと。今のところ自分のお店でカフェをやる予定は無いんですが、出汁をベースに味噌とか豆乳とかを組み合わせて味噌ラテみたいなものも面白いかなと。

Q:2016年から三宿にお店を構えて約5年間ですが、三宿に惹かれているところはどこですか?
三宿は駅から離れている場所ですが、うちの商品はピッタリだったかなと。わざわざ買いに来てくださるのはありがたいですね。

Q:現在店舗で直接お客様と触れる機会と、通販やホテルを通した間接的にお客様と触れる機会の中での違いと大切にしているポイントとは
ネット販売もそうですが、ITの進化でお客様にいろんなアプローチができる時代だからこそ、多店舗展開ではなく小さいですが、1店舗と催事やイベントなどで展開しております。
ホテルに関してはINTERCONTINENTAL YOKOHAMA GRANDさんやホテルオークラ東京さんにご採用いただいております。
非日常でゆったり自分の時間があるときに楽しんでもらいたいなと思います。

Q:近くにあるお店でも商店会に加盟していないお店もある中、加盟をした理由・決め手はなんですか?
地域があって自分達の商売ができているので、加盟させて頂きました。

Q:商店会に加盟しているお店の中で特に紹介したいお店と関係性について
(2店舗回答していただきました!)
【H TOKYO】
H TOKYOの間中さんです。
すごくお忙しい方だと思うのですが、商店会をまとめたり新しく世田谷パン祭りの企画をされたり本当に尊敬してます。
パン祭りもずっと継続されていて毎年盛り上がっている。本当にすごいですよね。

【CRAFT CHOCOLATE WARKS】
素材にすごくこだわっていて、本当に素敵なお店だなと思います。
以前は貴重なコラボをさせて頂きました。

Q:これからの三宿にどのようなことを期待し、関わっていこうとお考えでしょうか?
小規模でも自分達のこだわりを持ってものづくりをしている方たちが集まって、人と街が繋がるような場所になってほしいなと期待してます。

インタビューを終えて
インタビューの最後には、阿部さんの方から‘‘楽しかった‘‘というお言葉をいただきました。私たちへの質問の時間もあり、ドキッとしましたが対面でインタビューをしているからこその醍醐味だと思います。
前回のシニフィアン シニフィエの志賀シェフと素材にこだわっているところや食に対する思いがお話を聞いていて似ているなと感じました。商品自体を伝えるのはもちろんですが、その奥にある「思い」を強く持っていてインタビューを2回行ってきて、買い物をする際に“この商品にはどのような想いが込められているんだろう”と考えるようになりました。自分にとって、大切なものを見つけてそれに対する想いを大事にしていく心構えでいたいと思います。
阿部さんからおだしをプレゼントしていただき、実際におだしを飲みながら、ゆったりした時間を過ごすことができました。私たちが、おだしを飲み物としていただいたのは初めてでした!優しい味わいの中に深さがあり、阿部さんの「思い」がお話を聞いたことでさらにストレートに伝わってきました。
今回、雅結寿さんにインタビューさせていただき、おだしの取り方のような、"知ってそうで知らないもの"について、改めて考え直すきっかけになりました。
たくさんの「思い」をお聞かせいただき、ありがとうございました!

インタビュー・文:中村 / 竹井 / 石橋 / 小暮
(昭和女子大学 人間社会学部 現代教養学科)

 
ABOUT US

昭和女子大学 人間社会学部 現代教養学科で、世田谷パン祭り2021に参加しています。その中で、三宿を地元だけでなく他の地域の方にも知ってもらいたいという思いから、「商店会繋げようチーム」として活動し、この記事を作成しています。
三宿四二〇商店会の皆さんがもつ「思い」を多くの方に知ってもらうために、インタビューを行いました。自身のお店に対する「思い」や、三宿のまち、商店会の他のお店に対する「思い」も伺い、サイトに掲載することでより多くの方に知っていただきたいと考えています。